こんにちは。チェロのHAYAMIです。今日はチェロのことはさておいて、タイの鉄道についてお話させていただきます。
みなさんタイというと首都のバンコクやビーチが有名なプーケットやパタヤ、古都チェンマイ、アユタヤ遺跡など世界的に有名な都市や観光地があり、それらを巡って美味しいものを食べたり、マリンスポーツを楽しんだり、はたまたクラブなどでタイの音楽やナイトライフを満喫したりと楽しみ方は様々だと思います。そんな中で私のタイの楽しみ方はズバリ、列車に乗ることです!列車に乗ることはその地域の文化や人々の生活を垣間みることができるのでディープなタイを知るためにはとても良い方法の1つだと思います。また地域によって変わりゆくタイの車窓はドラマチックに映りとても感動的です。そんなタイの鉄道は一部の都市鉄道を除くと国鉄の運営でその総延長は4,000kmを越えており、東南アジア最大の鉄道網を有しています。
タイには大きく分けて4つの本線がありそれぞれバンコクからチェンマイ方面へ向かう北本線、ハートヤイ・クアラルンプール方面、支線はカンチャナブリー方面へ向かう南本線、ノンカーイ方面の東北本線、アランヤプラテート・パタヤ方面の東本線があります。これらの本線を走る列車はカンチャナブリー方面などへ向かう一部列車を除くとほぼ全てがフワランポーン駅(バンコク中央駅)から発着します。またタイでは長距離を走る列車や夜行列車もまだまだ健在で日本ではなかなか感じることのできなくなった旅情を感じることもできます。今回はそんなフワランポーン駅の形について少しお話しさせていただきます。
みなさん海外のターミナル駅というと駅の天井が高い・ドーム型、かまぼこ型などのイメージをお持ちの方が多いと思いますが、フワランポーン駅も筒状の高い天井の駅です。このような形のターミナル駅はドイツのフランクフルト中央駅やイギリス・ロンドンのセント・パンクラス駅やリバプール・ライムストリート駅など欧州各地で見ることができます。歴史あるアジアの駅はモデルとなった駅舎が海外にある場合が多々ありますが、フワランポーン駅にはドイツの屋根がかまぼこ型で開放的なイメージが有名なフランクフルト中央駅を模して建てられたという説があります。このかまぼこ型の屋根はスコールなど雨の日が多いタイの変わりやすい天候からフワランポーン駅を発着する列車やその人々の旅路を守っています。みなさんもそんなフワランポーン駅から列車の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか?
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