メンバーがBonus Tracks 2556を自画自賛するこのレビュー企画、4曲目は「phrung-nee(mee-chan-klab-thuer)」でございっ。
ハードでヘビーな曲が続いたと思ったら、軽快なドラムフィルから始まるなんともハッピーな曲が…、そうこれが「phrung-nee(mee-chan-klab-thuer)」です。この曲の注目すべきは、PVです。もう何と言われてもPV、そうPV。
このPVが出来た時メンバーは一同驚愕したのです。なんせ、このメンバーが動き回り飛び回る動画、「全部1枚の写真から作られている」からです。確か年末のHanuman忘年会の時だったかと思うのですが、何も告げられず言われるがままに両手両足を広げて写真を一人ひとり1枚だけ撮りました。その写真をパーツに分けて手足の関節をグリグリと動かしているそうで、メンバーからすると、えっ俺こんな素材撮ってないよ?となったわけです。
もうこれさえあれば動画でNGテイクを出す心配もありません(笑) (ん、いや自分そんなにNG出しませんからね…多分。)
忘年会でSINGHA片手に酔っ払ったメンバーの写真を細々と動かし続けた、編集作業の地味さは想像を絶するものだったと思いますが、そんな根気と忍耐とコダワリの賜物、そんな風に思って見ていただけると嬉しい限りです。
この曲はオリジナル曲の中でも、特にツアーで演奏することが多かったので、PV以外にも色々な思い出があるのですが、特に思い出すのは作曲者Hiroのイントロのキーボード音色に対する異常なコダワリです(笑) ツアーでは運搬できる機材量も限られるので現地機材に頼ることも多いのですが、あるパブのリハーサルでHiroが「綺麗なサイン波(イントロの音のような音のこと)がないーーーーっっっ」と100近い音色をリハーサルで片っ端からガムシャラに探しはじめたのです。自分も、オルガンの音とかで良くない?とか色々言ってみましたが彼は決して妥協せず。本番は、あーやっぱこの音だよね、とドラムシートから心のなかで思っとりました。
そんな音色一つ一つにもメンバーの熱い思いが篭った、Bonus Tracks 2556はiTunesから入手できますので、未だの方はぜひチェックしてみてくださいね!
iTunes Store – Hanuman Bonus Tracks 2556
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